世代を超えて愛される焼肉店を、これからも

株式会社ジェイアンドエスフーズ

兵庫県姫路市内で3店舗を展開する創業55年の焼肉チェーン「ホルモン一(かず)」です。全国から厳選した良質な黒毛和牛を仕入れ、手頃な価格帯で国産の焼肉・ホルモンをご提供しております。

飾磨店で店長を務める田淵吉弘さんの入社は2022年9月。前職は大阪にあるオフィス機器系の会社で営業職をしていました。さらに中学・高校の社会・地理歴史・公民の教員免許も持つという、若手店長です。 転職の動機を聞くと、「いずれは独立して自分の店を持ちたいと思って、その勉強のために焼肉店への転職を考えました。ホルモン一を志望したのは、やはり老舗だったことと、会社の雰囲気がよかったことです。店長など、役職に就くチャンスもあると聞いたことも決め手になりました」と話します。 入社してまずは砥堀店のホールなどを担当し、2023年5月にリニューアルオープンした飾磨店の店長に就きました。また「きちんと肉の勉強もしたい」という希望があるため、砥堀店併設の加工場で精肉を担当することもあります。 「ホルモン一で感じるのは、『やりたい』と言ったことを尊重してくれることです。肉に興味があれば、肉の勉強ができるし、料理に興味があれば調理も担当できます。完全週休2日も守られているし、職場環境は整っています」と田淵さん。 また、飾磨店の特徴について「常連で来てくださるお客さまが多く、地元に根づいている店です。顔なじみになった方も多いです」と言います。 最後に、店長としてのやりがいを尋ねると「肉の鮮度管理などには気が抜けませんが、それでおいしい肉をお客さまに提供し、喜んでいただけるとやっぱりうれしいです。お客さまに笑顔になってもらうことがやりがいですね」と教えてくれました。

砥堀店で働くアルバイトスタッフ・りくさんは高校3年生。高2の6月から働いてくれています。 「私の目標は美容師になることです。小学生のときからの夢でした。 専門学校へ進学するためにお金を貯めようと『ホルモン一』で働いています」とりくさん。 自宅が自転車で通勤できる距離にあり、実は子どもの頃から家族で「ホルモン一」に焼き肉を食べに来てくれていたそうです。 「そのとき、ホルモン一で働いていたお兄さん、お姉さんがかっこよく、私もそんなふうになりたいと憧れの気持ちをもったんですね。大きな声を出して、明るくて。それで、高校生になってどこかでアルバイトをしたいとなったとき、たまたまホルモン一の店前で『アルバイト募集』の案内を見て、『ここだ！』と応募しました」と教えてくれました。 初めてのアルバイトで初日は緊張したそうですが、先輩のスタッフも高校生や大学生がほとんどで、みんなやさしく話しかけてくれたり、仕事もていねいに教えてくれて、すぐに馴染めたそうです。 「最初はホールで働き、その後、まわりの皆さんから勧められてキッチンの仕事もするようになりました。それまで料理はほとんどしたことがなかったのですが、今では野菜を切ったりする仕込みとか、ビビンバや冷麺を作れるようになりました。料理は見栄えもおいしさの一つなので、盛り付けに気を遣ったり、小さなお子さんでも食べられるようポテトサラダの野菜を本当に細かく刻んだりとか、いろいろできるようになりました」 りくさんはこのインタビューのときには、美容師の専門学校への進学が決まっており、アルバイトの“卒業”も決まっていました。 「ホルモン一で1年半働き、人と接するコミュニケーション力がつきました。お客さまに喜んでもらえるよう、笑顔や気配り、気遣いの大切さも学びました。それは美容師になっても役立つと思います」と話してくれました。